2010年 09月 20日
パーソナルフォーカス2009-2010 |
福岡の映像作家集団フィルム・メーカーズ・フィールド主催のパーソナルフォーカス2009-2010の東京上映3回のうち、木乃久兵衛:キノ・キュッヘとラ・カメラでの上映が終了した。
今回で21回目を迎えるという伝統あるフェスティバルだが、今回で最後になるという話を聞き急遽応募する事を決め大急ぎでオークションで落札したばかりでテスト撮影もしていなかったキヤノン518で2日間で撮影したフィルムを1度も観る事なく応募したのが去年の事。
応募されたフィルムは約1年をかけて全国各地の上映会を巡り遂に東京上映が開催され、1年振りにやっと撮影したフィルムを観る事が出来た。
8mm映画を観る様になって8mmカメラにも興味を持ってカメラを手に入れても、これまでテスト撮影くらいしかして来なかった。
それは8mmで何を撮るか?という事を思いつかなかったからだ。パーソナルフォーカスに応募を決めた時も何を撮ろうか?と悩んだのだが、締め切りが迫っていたので悩んでいる時間はなく、普段撮っていないものを撮ってもうまくいかないだろうし、いつも写真で撮っている空を撮ろうと決め、タイトルは「空という名の永遠」と付けた。(写真はデジカメで撮影した写真で8mm作品とは無関係)
空の写真自体、単に日常的な記録として撮っているものだし、それを8mmに置き換えたとしても面白い作品にはならないだろうとは思っていた。
だが、19日の木乃久兵衛での上映で初めて自分の作品の上映を観た感想は「つまらない作品だなあ」というものだった。最初から面白いもののはならないだろうとは思っていたのだが、急いで撮った事が原因で思った以上に出来が悪いと感じたし、お金を払って入場してくれたお客様に観せる様な作品ではなかったと思ったのだ。
初めて自分の撮った映像の上映を観客と一緒に観たという緊張もあったし、今回で最後という事もあり46本も集まった応募作品は8mmでは有名な作家の方も多く参加しており、平均レベルが高かったのも、僕がそう感じた原因でもあったと思う。
でも、上映終了後8mm FILM 小金井街道プロジェクトの堀江 武さんが声をかけてくださり、僕の作品を褒めて頂け、やはり嬉しかったし一応入場料を取る上映会だったので一人でも良いと言って頂ける人がいてホッとしたというのが正直な所だった。
上映後の交流会でも、福岡から駆けつけた主催者の宮田靖子さん始め、常連の方々が新参者の僕の参加を歓迎してくださり、楽しい時間を過ごす事が出来た。
そういった事もあり、当初は1回観れば充分と思っていたのだが、20日のラ・カメラでの上映にも足を運ぶ事にした。
初見の時と違いリラックスして観る事が出来、初見の時に感じた欠点もそれがなかったとしても、だからと言ってこの作品が面白くなる訳でもないと思えたし、良くも悪くも自分らしい作品には違いないと許せる気持ちになった。
元々パーソナルフォーカス自体、裾野を広げるのが目的であり、僕の様な初心者も参加しやすい様に無審査で応募作品を全て上映するとスタイルを取って来たのだと思うけど、いつのまにか8mmよりもお手軽なビデオの登場により8mmはマニアックなものという位置付けになってしまい敷居が高くなって来てしまったのだと思う。
僕自身、パーソナルフォーカスのその理念は理解していたつもりだったのに、その敷居の高さを感じてしまっていたし、そういう事もパーソナルフォーカスが終わってしまう事の遠因のひとつとなっているのかもしれない。
ただ、20日の上映会の交流会では、主催を別の団体が引き継ぐ事で継続するという可能性がある事も示唆された。とは言え、それは飽くまでも可能性であって現時点では決定という訳ではない。
僕自身も応募した時は最初で最後の8mm作品だと思って撮影したのだが、今では折角第一歩を踏み出したのだから、今後も1年に1ロール位回すのも良いのではないかという気持ちになっている。しかし、それも1年に1度パーソナルフォーカスに応募するという目的があれば励みにもなるだろうけど、それがなければ実際にフィルムを回す気になるかどうか分からないというのが正直な所だ。
ともかく、自分の撮影した8mm作品をスクリーンに上映して観るというのは得難い体験であり、他の方の作品を観たり交流会で交流するという事も含めて非常に楽しかった。
パーソナルフォーカスに参加して本当に良かったと思うし、本当に最後になってしまうとすれば残念な事だと思う。
パーソナルフォーカス2009-2010の東京上映は残す所後1回。
●10.2(土) 18:00〜
会場:シャトー2F (シャトー・ニーエフ)
http://chateau2f.blogspot.com/p/f-f-jr-jr.html
JR 武蔵小金井駅 南口 徒歩 5分
(南口を出て、ロータリー左手の商店街を直進。セブンイレブン手前の交差点を
右に曲がり150m先、右手の「シャトー小金井」2階。バス停前の入口より)
料金:1000円
終了後 交流会あり (料金別途)
主催:パーソナルフォーカス東京上映企画 / 木乃久兵衛 / One's Eyes Film
協力:小金井アートスポット シャトー2F
お問い合わせ : 070-6658-6025 (川口) kaw@savepoint.org
今回で21回目を迎えるという伝統あるフェスティバルだが、今回で最後になるという話を聞き急遽応募する事を決め大急ぎでオークションで落札したばかりでテスト撮影もしていなかったキヤノン518で2日間で撮影したフィルムを1度も観る事なく応募したのが去年の事。
応募されたフィルムは約1年をかけて全国各地の上映会を巡り遂に東京上映が開催され、1年振りにやっと撮影したフィルムを観る事が出来た。
8mm映画を観る様になって8mmカメラにも興味を持ってカメラを手に入れても、これまでテスト撮影くらいしかして来なかった。
それは8mmで何を撮るか?という事を思いつかなかったからだ。パーソナルフォーカスに応募を決めた時も何を撮ろうか?と悩んだのだが、締め切りが迫っていたので悩んでいる時間はなく、普段撮っていないものを撮ってもうまくいかないだろうし、いつも写真で撮っている空を撮ろうと決め、タイトルは「空という名の永遠」と付けた。(写真はデジカメで撮影した写真で8mm作品とは無関係)
空の写真自体、単に日常的な記録として撮っているものだし、それを8mmに置き換えたとしても面白い作品にはならないだろうとは思っていた。
だが、19日の木乃久兵衛での上映で初めて自分の作品の上映を観た感想は「つまらない作品だなあ」というものだった。最初から面白いもののはならないだろうとは思っていたのだが、急いで撮った事が原因で思った以上に出来が悪いと感じたし、お金を払って入場してくれたお客様に観せる様な作品ではなかったと思ったのだ。
初めて自分の撮った映像の上映を観客と一緒に観たという緊張もあったし、今回で最後という事もあり46本も集まった応募作品は8mmでは有名な作家の方も多く参加しており、平均レベルが高かったのも、僕がそう感じた原因でもあったと思う。
でも、上映終了後8mm FILM 小金井街道プロジェクトの堀江 武さんが声をかけてくださり、僕の作品を褒めて頂け、やはり嬉しかったし一応入場料を取る上映会だったので一人でも良いと言って頂ける人がいてホッとしたというのが正直な所だった。
上映後の交流会でも、福岡から駆けつけた主催者の宮田靖子さん始め、常連の方々が新参者の僕の参加を歓迎してくださり、楽しい時間を過ごす事が出来た。
そういった事もあり、当初は1回観れば充分と思っていたのだが、20日のラ・カメラでの上映にも足を運ぶ事にした。
初見の時と違いリラックスして観る事が出来、初見の時に感じた欠点もそれがなかったとしても、だからと言ってこの作品が面白くなる訳でもないと思えたし、良くも悪くも自分らしい作品には違いないと許せる気持ちになった。
元々パーソナルフォーカス自体、裾野を広げるのが目的であり、僕の様な初心者も参加しやすい様に無審査で応募作品を全て上映するとスタイルを取って来たのだと思うけど、いつのまにか8mmよりもお手軽なビデオの登場により8mmはマニアックなものという位置付けになってしまい敷居が高くなって来てしまったのだと思う。
僕自身、パーソナルフォーカスのその理念は理解していたつもりだったのに、その敷居の高さを感じてしまっていたし、そういう事もパーソナルフォーカスが終わってしまう事の遠因のひとつとなっているのかもしれない。
ただ、20日の上映会の交流会では、主催を別の団体が引き継ぐ事で継続するという可能性がある事も示唆された。とは言え、それは飽くまでも可能性であって現時点では決定という訳ではない。
僕自身も応募した時は最初で最後の8mm作品だと思って撮影したのだが、今では折角第一歩を踏み出したのだから、今後も1年に1ロール位回すのも良いのではないかという気持ちになっている。しかし、それも1年に1度パーソナルフォーカスに応募するという目的があれば励みにもなるだろうけど、それがなければ実際にフィルムを回す気になるかどうか分からないというのが正直な所だ。
ともかく、自分の撮影した8mm作品をスクリーンに上映して観るというのは得難い体験であり、他の方の作品を観たり交流会で交流するという事も含めて非常に楽しかった。
パーソナルフォーカスに参加して本当に良かったと思うし、本当に最後になってしまうとすれば残念な事だと思う。
パーソナルフォーカス2009-2010の東京上映は残す所後1回。
●10.2(土) 18:00〜
会場:シャトー2F (シャトー・ニーエフ)
http://chateau2f.blogspot.com/p/f-f-jr-jr.html
JR 武蔵小金井駅 南口 徒歩 5分
(南口を出て、ロータリー左手の商店街を直進。セブンイレブン手前の交差点を
右に曲がり150m先、右手の「シャトー小金井」2階。バス停前の入口より)
料金:1000円
終了後 交流会あり (料金別途)
主催:パーソナルフォーカス東京上映企画 / 木乃久兵衛 / One's Eyes Film
協力:小金井アートスポット シャトー2F
お問い合わせ : 070-6658-6025 (川口) kaw@savepoint.org
by ko1kubota
| 2010-09-20 23:19
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