2005年 07月 31日
鈴鹿8時間耐久ロードレース |
今日は鈴鹿8時間耐久ロードレースの決勝日だ。
朝起きて直ぐに、Yahoo!BB会員限定の8耐のストリーミング中継サイトに繋ぐ。去年は別の動画配信サイトで無料でストリーミング中継があったのだが、アクセスが集中した為か、ほとんど紙芝居状態の上、独自に設置したらしいカメラはウェブカメラの様なもので映像にも迫力がなかった。
今年は会員限定の為か、さすがYahoo!BB、バックボーンやサーバーのキャパシティが大きいのか分からないが、普通に映像が見られるし、配信映像もサーキットの場内中継の映像をそのまま使用しているので迫力も十分だ。
画質はTVと同等とはいかないが、フルスクリーン表示にするとTV中継を観ているのとほぼ変わりない感覚で観る事が出来る。やっとインターネットのストリーミング配信も実用的になったと感慨する。
スズキの8耐ページではラップチャートがリアルタイムで見られるサービスを行っていた。PCと携帯の両方でサービスを行っていたが、PCはフルスクリーンで中継を観たいので、ラップチャートはケータイで確認する事にする。
11時30分決勝スタート。今年ブリティッシュスーパーバイクでタイトル争いをしているセブンスターホンダ7の清成選手が、見事なホールショットを決めてレースをリードして行く。先行逃げ切りというガードナー以来のホンダワークスの必勝パターンを受け継ぐ見事な走りだ。
一昨年、大ちゃんの代役でMotoGPに大抜擢された時は、流石に経験不足が否めず、結果を残せなかったが、2シーズンのブリティッシュスーパーバイク参戦を経て、立派に世界に通用する実力を身に付けた様だ。
前哨戦の鈴鹿300kmでホンダワークスを破って、8耐でも打倒ホンダワークスの最有力と期待のかかるヨシムラは2位に付けるもののジワジワと離されて行く。そして、1時間経過して最初のライダー交代で、ヨシムラが白煙の出ていたマフラーの交換を余儀なくされた為大きく後退してしまう。この時点でヨシムラの打倒ホンダワークスの悲願は大きく遠のいてしまった。
しかし、今年の8耐の話題はヨシムラだけではない。個人的に注目していたのはWGP125ccクラスのワールドタイトルを2度も獲得しながら、その後体制に恵まれずオートレースに転向した青木治親選手がチームハルクプロとオートレースの提携により、3年ぶりに8耐に帰って来ていた事だ。また、その治親選手とペアで鈴鹿4耐を制した事がある藤原克昭選手も、当時青木3兄弟もいて層の厚かったホンダからカワサキに移籍、その後スズキに移籍してWGP500ccクラス参戦を果たしながら怪我に泣いて納得いく成績を残せまいまま、WSB、更にはWSSへその舞台を移し、今年はホンダへ移籍してWSSでタイトルを争う活躍をしていた為、宇川/清成ペアのセブンスターホンダ7に続くもう1台のホンダワークス、セブンスターホンダ11のライダーに抜擢されて8耐に参戦していた。
かつてペアを組んで4耐を制した二人が、それぞれその後紆余曲折あって、こうして再び8耐で相見えるというのはとても感慨深い。そしてコース上ではその治親選手と藤原選手のバトルが実現し、藤原選手が怪我を負っていたという事もあるが、プライベートチームの治親選手がワークスの藤原選手を抜いて、元WGPワールドチャンピオンの意地を見せた。
だが、場内中継の映像ではこのバトルは映される事はなかった、実況アナも映像でお見せ出来ないのが残念と言いながら治親選手と藤原選手のバトルを実況していた位なので、その時ディレクターがどこにいて何を考えていたか分からないが、もう少しスムーズな連携が出来る様な体制にして欲しいと感じた。
一方、ケータイのラップチャートのサイトはやはりアクセスが集中てパンクしたのか、まともに表示されない状態でケータイサイトのインフラはまだまだだとがっかりさせられる状態だった。
その後、functin code();のライブ撮影に出かけ、帰って来て急いで再びネットに繋ぐと、1位は宇川/清成組のままだったのだが、2位が何と3周遅れで青木/安田組、3位が藤原/バーミューレン組となっており、観ていない間に何があったのかと驚く。8耐のオフシャルサイトを観ても詳しい経過のレポートはなく、何があったのか分からない。とにかく、有力チームが次々と転倒、またはトラブルで後退してしまったのは確実だ。
ケータイのラップチャートページもそろそろ落ち着いたかと思いアクセスすると、まだ3周目の順位を表示していて呆れる。
治親選手はワールドスーパーバイクでタイトルを争っているバーミューレン相手にリードする走りを見せたが、安田選手に交代してからチームは表彰台獲得に的を絞って安全策を取った様で、結局藤原/バーミュレン組が2位、青木/安田組が3位でフィニッシュした。
今大会最も注目していた治親選手、藤原選手が揃って表彰台に上がったのは感無量だった。また、今回の優勝でガードナーを上回る5勝目を上げて単独で8耐最多勝ライダーとなった宇川選手の活躍も嬉しかった。
MotoGPクラスでランキング3位を獲得し、現在MotoGPで最強のヴァレンティーノ・ロッシを真っ向勝負で破った事もある宇川選手は、まだまだ世界のトップレベルの走りが出来る実力がありながら、MotoGPフル参戦の道が閉ざされたのはさぞ無念だったと思う。2位以下に3ラップ以上の差を付けての独走優勝は、まだ自分が世界レベルの走りが出来る事を証明する為の、コース上にいなかったライバル達を追いかける孤独な戦いの結果だったと思えてならない。
願わくば宇川選手にもう一度だけでも、フル参戦の機会が巡ってくる事を望まずにはいられない。
朝起きて直ぐに、Yahoo!BB会員限定の8耐のストリーミング中継サイトに繋ぐ。去年は別の動画配信サイトで無料でストリーミング中継があったのだが、アクセスが集中した為か、ほとんど紙芝居状態の上、独自に設置したらしいカメラはウェブカメラの様なもので映像にも迫力がなかった。
今年は会員限定の為か、さすがYahoo!BB、バックボーンやサーバーのキャパシティが大きいのか分からないが、普通に映像が見られるし、配信映像もサーキットの場内中継の映像をそのまま使用しているので迫力も十分だ。
画質はTVと同等とはいかないが、フルスクリーン表示にするとTV中継を観ているのとほぼ変わりない感覚で観る事が出来る。やっとインターネットのストリーミング配信も実用的になったと感慨する。
スズキの8耐ページではラップチャートがリアルタイムで見られるサービスを行っていた。PCと携帯の両方でサービスを行っていたが、PCはフルスクリーンで中継を観たいので、ラップチャートはケータイで確認する事にする。
11時30分決勝スタート。今年ブリティッシュスーパーバイクでタイトル争いをしているセブンスターホンダ7の清成選手が、見事なホールショットを決めてレースをリードして行く。先行逃げ切りというガードナー以来のホンダワークスの必勝パターンを受け継ぐ見事な走りだ。
一昨年、大ちゃんの代役でMotoGPに大抜擢された時は、流石に経験不足が否めず、結果を残せなかったが、2シーズンのブリティッシュスーパーバイク参戦を経て、立派に世界に通用する実力を身に付けた様だ。
前哨戦の鈴鹿300kmでホンダワークスを破って、8耐でも打倒ホンダワークスの最有力と期待のかかるヨシムラは2位に付けるもののジワジワと離されて行く。そして、1時間経過して最初のライダー交代で、ヨシムラが白煙の出ていたマフラーの交換を余儀なくされた為大きく後退してしまう。この時点でヨシムラの打倒ホンダワークスの悲願は大きく遠のいてしまった。
しかし、今年の8耐の話題はヨシムラだけではない。個人的に注目していたのはWGP125ccクラスのワールドタイトルを2度も獲得しながら、その後体制に恵まれずオートレースに転向した青木治親選手がチームハルクプロとオートレースの提携により、3年ぶりに8耐に帰って来ていた事だ。また、その治親選手とペアで鈴鹿4耐を制した事がある藤原克昭選手も、当時青木3兄弟もいて層の厚かったホンダからカワサキに移籍、その後スズキに移籍してWGP500ccクラス参戦を果たしながら怪我に泣いて納得いく成績を残せまいまま、WSB、更にはWSSへその舞台を移し、今年はホンダへ移籍してWSSでタイトルを争う活躍をしていた為、宇川/清成ペアのセブンスターホンダ7に続くもう1台のホンダワークス、セブンスターホンダ11のライダーに抜擢されて8耐に参戦していた。
かつてペアを組んで4耐を制した二人が、それぞれその後紆余曲折あって、こうして再び8耐で相見えるというのはとても感慨深い。そしてコース上ではその治親選手と藤原選手のバトルが実現し、藤原選手が怪我を負っていたという事もあるが、プライベートチームの治親選手がワークスの藤原選手を抜いて、元WGPワールドチャンピオンの意地を見せた。
だが、場内中継の映像ではこのバトルは映される事はなかった、実況アナも映像でお見せ出来ないのが残念と言いながら治親選手と藤原選手のバトルを実況していた位なので、その時ディレクターがどこにいて何を考えていたか分からないが、もう少しスムーズな連携が出来る様な体制にして欲しいと感じた。
一方、ケータイのラップチャートのサイトはやはりアクセスが集中てパンクしたのか、まともに表示されない状態でケータイサイトのインフラはまだまだだとがっかりさせられる状態だった。
その後、functin code();のライブ撮影に出かけ、帰って来て急いで再びネットに繋ぐと、1位は宇川/清成組のままだったのだが、2位が何と3周遅れで青木/安田組、3位が藤原/バーミューレン組となっており、観ていない間に何があったのかと驚く。8耐のオフシャルサイトを観ても詳しい経過のレポートはなく、何があったのか分からない。とにかく、有力チームが次々と転倒、またはトラブルで後退してしまったのは確実だ。
ケータイのラップチャートページもそろそろ落ち着いたかと思いアクセスすると、まだ3周目の順位を表示していて呆れる。
治親選手はワールドスーパーバイクでタイトルを争っているバーミューレン相手にリードする走りを見せたが、安田選手に交代してからチームは表彰台獲得に的を絞って安全策を取った様で、結局藤原/バーミュレン組が2位、青木/安田組が3位でフィニッシュした。
今大会最も注目していた治親選手、藤原選手が揃って表彰台に上がったのは感無量だった。また、今回の優勝でガードナーを上回る5勝目を上げて単独で8耐最多勝ライダーとなった宇川選手の活躍も嬉しかった。
MotoGPクラスでランキング3位を獲得し、現在MotoGPで最強のヴァレンティーノ・ロッシを真っ向勝負で破った事もある宇川選手は、まだまだ世界のトップレベルの走りが出来る実力がありながら、MotoGPフル参戦の道が閉ざされたのはさぞ無念だったと思う。2位以下に3ラップ以上の差を付けての独走優勝は、まだ自分が世界レベルの走りが出来る事を証明する為の、コース上にいなかったライバル達を追いかける孤独な戦いの結果だったと思えてならない。
願わくば宇川選手にもう一度だけでも、フル参戦の機会が巡ってくる事を望まずにはいられない。
by ko1kubota
| 2005-07-31 23:51
| MotoGP