2005年 12月 17日
龍降器奏楽団のライブ撮影 |
今日は1年半ぶりとなる龍降器奏楽団のライブだった。僕はその1年半前のライブと、その1年前のライブも撮影させて貰ったのだけど、本当にたまにしか集まらない貴重なバンドのライブだ。
場所は千駄ヶ谷のこんとん館だ。ライブの開始は7時半頃という話だったのだが、7時少し前に店に着くと店から明らかに生演奏の音が漏れてきていて肝を冷やすが、それはリハーサルだった。
今日はゴンチチがパーソナリティを務めるNHK-FMの「世界快適音楽セレクション」で龍降器奏楽団の「紫」がON AIRされるという事で、ラジカセが用意されて番組の音声が流され「紫」が流れるとバンドがスタンバイ、電波状態が悪くアンテナを持っていないとノイズが乗ってしまうので、原さんがアンテナを押さえたままスタンバイし、「紫」が終わると同時にラジカセのスイッチが切られ、そのまま「栄」へとメドレーするという演出でライブがスタートした。
続けて演奏されたのが、なんと新曲の「はじまり」。まさか新曲が聴けるとは思わなかったので、非常に驚き、また嬉しかった。一部はそのまま東洋風プログレ的な龍降器奏楽団独自の世界観のインスト曲をたっぷりと聴かせて貰えた。バンジョーと二胡とジャンベというかなり世界を股にかける無国籍な構成のバンドだが、基本的には和風テイストをベースに、様々な国の民族音楽のテイストがちりばめられている様な独特の感覚の音楽で、個人的にはもの凄く好みの音楽性だ。
第二部はヴォーカル曲中心の構成で、龍降器奏楽団のコミカルな側面を披露した後、再び「紫〜栄」のメドレーを今度は全て生で演奏して終了した。「紫〜栄」を2回も聴けるというのは非常に嬉しく、充実したライブだった。
龍降器奏楽団は三味線の吉田兄弟のツアーのバックを務めた事でも有名で、今回は特にMCでも吉田兄弟のツアーの思い出話に終始し、ツアーエピソードの再現を実演したり、まるで吉田兄弟不在の吉田兄弟ツアー同窓会の様な感じだった。
衣装も吉田兄弟ツアーの時の衣装で揃えようという打ち合わせがあったようだが、ジャンベの池田さんだけそれを忘れて違う衣装で来てしまったのがいかにも彼らしい。
二胡の山平さんがメインMCで主に思い出話を語ってくれたのが、吉田兄弟のツアーは行った事がない僕でも爆笑してしまう楽しい内容ばかりで、吉田兄弟のツアー観たかったなあと観ていない事が悔しく感じた。
バンドのメンバーもお客さんも全員、今日のライブを楽しんだと思うけど、山平さんが昔話に終始したのは、山平さんが一番龍降器奏楽団の活動を懐かしく思い、久々のライブを本当に喜んでいたのではないかと思った。
ライブ終了後も「久々に演ると楽しいねえ」を連発し、「年に2回は演りたい」とも言っていた。
本当に龍降器奏楽団が活発に活動するようになってくれたら嬉しいと思う。CDも是非セカンドアルバムをリリースして欲しいと思う。
撮影の方は、最近は単焦点レンズはズームレンズに被る50mmを外して、85mmと100mmを持っていく事が多いのだが、今回もその選択で行った所、席が近かったので100mmは出番がなく、50mmを持って来れば良かったと後悔する。
ズームレンズの暗さでは、シャッタースピードが稼げず特にジェンベの池田さんの速い動きは被写体ブレが酷く、85mmはアップになってしまうので、50mmがあればもう少し動きを止める事が出来た筈なのだが・・
また、僕の席からは池田さんの前にマイクスタンドが2台被ってしまいアングルが最悪な上に、クリスマスのデコレーションが施されたバックのガラスの影響か露出が迷走して、池田さんに関しては厳しい条件が重なって少々辛い撮影になってしまった。
by ko1kubota
| 2005-12-17 23:17
| Live Photo