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by ko1kubota
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2014年 01月 25日

松尾一志さんのPV公開

僕が撮影させて頂いた、フォークロックシンガーの松尾一志さんの新曲『おめめこらせば〜人生は50歳から〜』のプロモーションビデオが公開された。



一昨年の11月のライブを撮影させた頂いた時、レコーディング中のアルバムに収録予定の曲としてこの曲を聴き、同世代として非常に励まされたと同時に、自虐的でペーソス溢れる詞の内容を徹底的にロックな曲に乗せているのがカッコ良いと思い、この曲のPVを撮りたいと思った。

しかし、体調、体力的な問題からライブ撮影も大幅に制限している状況で果たしてPVの撮影なんて出来るだろうか?という不安もあったし、何よりPVはおろかまともな映像作品を撮った事もない自分にまともなPVなんて撮れるだろうか?という疑問もあった。

1ヶ月程その気持ちを抱えたまま燻らせていたが、とにかく撮れるかどうかチャレンジしてみよう。それでもし駄目だったら、その時は土下座でもしてお詫びするしかないと気持ちを決めて松尾さんに撮影を申し込み、急遽昨年の1月5日のライブでライブシーンを撮影。その後何度か都内でロケハンしてロケ地を探し、3月に豊洲、勝鬨でロケシーンを撮影した。

歌詞の内容的にはユーモアやペーソスのある曲だが、最初からとにかくカッコ良いPVを撮りたいと思っていた。それは素人が下手にコメディに手を出すとろくな事にはならないという思いもあったのだが、やはり何と言っても僕がこの曲をカッコ良いと思った気持ちをそのまま出したかったからだ。

自分の中ではPVと言えば、80年代から90年代にかけて、MTV等で観ていたPVのイメージが強いので、今風のPVではなくアナクロで古臭く感じられるかもしれないが、そのイメージで撮影した。

ライブ撮影はともかく、ロケでの撮影は経験がなく、試行錯誤の連続で寒い中松尾さんにもかなり多くのテイクに付き合ってもらいご迷惑をおかけしたが、何とか初めて撮影したPVとしては及第点のものが出来たのではないかと思う。

ただ、その一方で先行して撮影したライブシーンを先行して編集作業している内に、そのライブシーンの松尾さんがかなりカッコ良いので、一部しか使用しないのは勿体なく思えて来て、ライブシーンだけでもかなりカッコ良いPVになるのではないか?と思えて来たので、松尾さんと相談して、エクストラバージョンとしてライブシーンのみのバージョンも作る事にした。



また、1曲だけでは寂しいのでもう1曲くらい撮りたいという事になり、それは『おめめこらせば〜』とは趣の違うPVにしたいと思い、アルバム収録曲の中から、やはりライブで聴いて印象に残っていた『せーので捨てちゃえ!』を選択した。

この曲は「文明なんてせーので捨てちゃえば、スッキリして良い」という文明批判というか、文明とか人間としての生き方をもう一度考え直してはどうかという問題提起の歌と僕は解釈した。曲が出来たのは3.11の東日本大震災の前だという事だったが、震災後に発表するとなると震災の事は意識せざるを得ないし、文明を捨てるという事は、その文明を支えている電力を捨てるという事になるだろうから、文明の象徴として原発をバックに歌っているPVにしようと考えた。

3月にレンタカーを借りて福島と茨城にロケハンに行った。福島第一原発は無理でも、せめて福島第二原発を遠方からでも撮れる様な場所はないだろうか?という淡い期待を持ってのロケハンだったが、そんな場所が簡単に見つかる訳もなく、早々に断念して本命のロケ候補地、東海第二原発に向かい、そこをロケ地に決定して6月にロケ撮影を行った。

コンセプト的にラストカットを青空で終えたかったので、晴れの日にロケを行わないと意味がないという事で、天気予報と僕と松尾さんのスケジュールを照らし合わせながら、ロケ予定日を検討していたが、なかなかそれが上手く一致しないまま梅雨入り宣言が出てしまい、これは梅雨明けまでロケは延期だと思っていた所、梅雨入りしたとは思えない天気が続き、僕と松尾さんの休みの合う日の予報も晴れだった為、急遽6月初旬にロケを敢行して、非常に気持ち良い快晴の元で撮影が終了した。



東海第二原発のある海岸は海も砂浜も非常に綺麗で、素晴らしいロケーションだった。

ところが、今度はその美しいロケーションで撮影した映像を編集していると、ラストカットの青空のみカラーでほぼ全編モノクロというコンセプトが勿体なく思えて来た。

結局、これも松尾さんと相談して、折角なのでオールカラーのエクストラバージョンも作る事になった。最終的に2曲とも公式バージョンとエクストラバージョンの2バージョンづつ製作し、同時公開する事になった。



この2曲が収録された松尾一志さんの4thアルバム『おめめこらせば〜50歳になった僕より〜』アマゾンの通販で発売中です。

また、iTunes StoreアマゾンMP3ストアでデータ配信も行っています。今の所データ配信はシングル2曲のみですが、いずれアルバムも配信されると思います。

松尾一志公式サイト:http://www1.m.jcnnet.jp/rocking_pine99/
4thアルバム 『おめめこらせば~50歳になった僕より~』発売中
CD販売   Amazon      http://goo.gl/QVzfYy 
DETA配信 iTunes Store    http://goo.gl/HbMfoH 
      AmazonMP3ストア http://goo.gl/6OucJ8
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by ko1kubota | 2014-01-25 23:32 | Live Photo
2013年 12月 22日

松尾一志 クリスマスライブ@千葉 瑞庵II

今日は久しぶりにフォークロックシンガーの松尾一志さんのライブを撮影させて頂いた。

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ちょうど昨年の11月に数年降りに松尾さんのライブを撮影させて頂いたのだが、その時現在レコーディング中という4枚目のアルバムに収録予定の新曲として「おめめこらせば〜人生は50歳から〜」を聴かせて頂き、その曲のプロモーションビデオを撮りたいと思い、松尾さんに提案して、忙しくてこのブログに書く事は出来なかったのだが、今年の1月のライブでライブシーンを撮影、1月から3月にかけて都内でロケハンしてロケ地を探し、3月にロケシーンを撮影。またもう1曲「せーので捨てちゃえ!」のPVも撮らせて頂く事になったので、やはり3月に福島と茨城でロケハンし、ロケ地を茨城に決定し、6月に茨城にロケして撮影していた。

当初は松尾さんのCD発売が今年の春の予定という事だったので、それに合わせてPVも公開する予定で編集作業を進めていたのだが、結局レコーディングが延びに延びて今回のライブでCDが発売される事になり、通販の準備が出来ていないのでPVの公開はまだ先になるのだが、ライブ会場でPVもお披露目させて頂く事になった。

PVのお披露目は概ね好評でホッとした。本来PVの目的は松尾さんを知らない人に松尾さんのCDを買う気になってもらう為のものであり、ファンの人達に好評だとしても喜んではいられないとは思うのだが、それでも嬉しかった。ファンの人がPVを表示しているモニターを写メに撮っているのを見て、何もそんなものを撮らなくても‥と思ったのだが、写メに撮りたいと思って貰える様なPVが撮れたという事なんだろうと思うと、正直嬉しかった。

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また、今回のライブでは、ライブ撮影を始めた頃からの念願だった、シャッター音のしないデジタル一眼であるLUMIX G5を入手したので、久々にビデオだけでなくスチールの撮影も行った。

本当は同じ電子シャッターモードのあるLUMIX GH3が欲しかったのだが、年末に向けて色々と買い物をして散財してしまったのと、GH3を買ってしまうと今回の様にビデオも写真も撮る場合、GH3をビデオ撮影に使いたいと思ってしまいそうなので、写真専用と割り切るならG5の方が良いだろうと思ったのだ。

ただ、G5の方が今回ビデオ撮影に使用したGH2より新しいモデルという事もあり、ビデオ撮影機能でもGH2より優秀ではあるのだが‥

今回はビデオ撮影用のGH2には純正の14-140mm F4.0-5.8を使用し、写真用のG5にはマウントアダプターを使用してオリンパスのフォーサーズレンズ、14-54mm F2.8-3.5と同じくシグマのフォーサーズレンズ、50mm F1.4、そしてAFの比較と電動ズームの試用を兼ねて純正の12-42mm F3.5-5.6を使用した。

その結果、マウントアダプター経由のフォーサーズレンズ2本も純正レンズに比べて、AFの速度、精度共に遜色無い事を確認出来たし、最近はGH2と14-140mmの組み合わせで撮影したビデオから、静止画を書き出して、このブログで使用する事も多かったが、やはりレンズのF値が明るい分、背景のボケが大きいより写真らしい写真が撮れる事を改めて再確認した。

ビデオ撮影の場合、レンズ交換が難しい事もあって、10倍ズームの利便性に頼ってしまいがちなのだが、今後はビデオ撮影でもより明るいレンズの使用にもチャレンジしたいと思う。

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今回のライブは今回のライブで発売となった4枚目のアルバムの曲を中心に、松尾さん自身の楽曲解説付でのライブとなった。

前作のサードアルバムから、8年越しのニューアルバムとなったという事だが、その8年間の松尾さんの様々な思いが込められた重みのある曲ばかりの非常に力のこもったアルバムになっていると思う。

思えば僕が松尾さんと知り合ったのは、ちょうど9年前であり、翌年に初めて行ったライブがそのサードアルバムのレコ発ライブだったと思う。その後、松尾さんと会っていない期間もあったが、それからの8年間が決して順風満帆なものではなかった事は、何となく察する事が出来る。

そのサードアルバムには「人生は40歳から」という曲が収録されていたが、それは40歳を迎えた松尾さん自身がまだまだこれからも頑張って行こうという決意を現した曲だったと思う。

しかし、インディーズのソロシンガーが、40歳を超えて音楽活動を続けて行く事は決して容易な事ではないだろう。その10年間の頑張りと苦労が「おめめこらせば〜人生は50歳から〜」に込められていると思うし、何よりその決意通り音楽活動を続けて来て、この曲のリリースに至ったこと自体が素晴らしい事だと思う。

だからこそ、僕はこの曲のPVを撮りたいと思ったのだし、このPVが少しでも松尾さんのニューアルバムのセールスに貢献出来ればいいと願わずにはいられない。

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by ko1kubota | 2013-12-22 23:43 | Live Photo
2012年 12月 01日

萬人音樂堂Presents レコ発ライブツアー in 沖縄 2012 OKINAWA HARMLESS @ 沖縄 Cafe & Dining Bar THREE

もめん。と加藤りまさんの沖縄レコ発ツアー第2日目は沖縄市のCafe & Dining Bar THREEで行われた。

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僕もツアーを追いかけて沖縄市に移動し撮影とUstream配信に臨んだ。屋外ライブだった初日に比べれば問題はないだろうと思っていたが、初日以上のトラブルにアタフタする事になった。

最初のトラブルはEMOBIL LTEのモバイルルーターの接続が安定しない事だった。最初は普通に繋がるのだが、Ustreamのテスト配信をしようとすると切断されてしまう。何度やりなおしても変わらなかったので、バックアップ用に持って来た日本通信の0円SIMを入れたdocomoのモバイルルーターに切り替えるが、今度はiPHoneからはモバイルルーターに接続出来るのに、何故かLiveShell Proからは接続出来ない。

お店に頼んでお店のWiFiに接続させてもらう事になったが、お店のWiFiも接続出来たと思うとEMOBILE LTE同様すぐに接続が切れてしまってやはりテスト配信が出来ない。

結局au回線を使ってiPhone4S単体での配信は可能だったので、GH2の撮影映像を配信するのは諦めてiPhone4S単体で配信する事にした。ただau回線だけは配信可能だったものの、2年前にiPhone3GSで配信した時の映像に比べると画質が悪い(ビットレートが低い)ので、au回線も回線状態が悪かった様だ。理由は分からないけど、電話回線もWiFiも含めて全体的に電波状況が悪かったのか、あるいはUstreamのサーバ側の問題だったのかもしれない。

トラブルはそれだけでは終わらなかった。回線が中々繋がらなかった事で、テスト配信の為にGH2の電源を結構長い時間入れっぱなしにしていた為にバッテリーが想像以上に消耗してしまった。テスト配信とは言っても撮影はしないでスタンバイの状態にしていただけだし、オートパワーオフも機能していたので、そう長時間電源が入っていた訳ではないので、それほどバッテリーを消耗するとは思っていなかったのだが、もめん。のライブが終わった段階でバッテリー残量表示が約半分になっていたので驚いてしまった。

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GH2のバッテリーは満充電なら約2時間の連続撮影が可能だ。残り半分でも加藤りまさんのライブが終わるまでは待つだろうと思ったのと、その時点で今日は2ステージある事が分かっていたので、予備バッテリーは2ステージ目に残しておきたかったので、そのまま撮影を続けてバッテリー残量表示がいよいよ危なくなったら予備バッテリーに交換しようと判断して、加藤りまさんのライブを撮り始めたのだが、今度は別の問題でバッテリー残量を気にする気持ちの余裕も無くなってしまった。

GH1を購入して2年間、AFがうまく合わないという事態は昨日が初めてで、それは屋外ライブという特殊な条件だったから今日は大丈夫と思っていたのだが、今日は加藤りまさんの持つギターのヘッドにAFが引っ張られてしまうという事態が発生した。

これまでも、ギターのヘッドは演奏者の顔より手前にあるので、AFはそちらに合い易いのではないか?という懸念は持っていたのだが、過去のライブではたまたまポジショニングが良かったのかそういう事は発生しなかったのだが、今日はポジショニングが微妙に良くなかった様でどうしてもギターのヘッドにAFが合ってしまい、昨日と同様フレーミングで何とか乗り切ろうとしたのだが無理だった。

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そこで、次のMCの間に三脚の位置をずらしてポジショニングを改善するしかないと判断したのは、もうラスト曲前になってしまっていた。そしてそれを決断した時、確認している余裕がなかったバッテリー残量が点滅を始める程消耗していた事に気が付いた。とっさの事に僕は三脚を移動してポジショニングを改善する事を優先し、それでMCの時間を使ってしまい、バッテリーを交換する事は出来なかった。後1曲分だけバッテリーが持ってくれる事を願いながら撮影を続けたがその願いもむなしく、ラスト曲の演奏が終わる前にファインダーはブラックアウトしてしまった。

つくづく僕はストロオズ関係の撮影では未熟さを露呈して苦労する運命にある様だ。

沖縄まで駆けつけた特別な思いの撮影だけに、何故この2年間一度も経験した事が無い様な事態がこの2日間にこうも次々と襲って来るのか?とかなりガッカリしてしまったが、唯一の救いは今日のライブは2ステージあり、リカバリーが可能だった事だ。

撮影の方ではトラブルに追われて残念な思いもあったが、ライブ自体は非常にリラックスした雰囲気の良い店内でたっぷり2ステージ味わえるという申し分のないものだったと思う。僕も2ステージ目以降はトラブルも起こらず、撮影しながらリラックスして存分にライブを楽しむ事が出来た。

特にもめん。の音楽はこういうゆったりとした空間でまったりと聴くのに良く合う。

僕は今まで、もめん。の自称するねむい系というコンセプトが良く理解出来なかったのだが、今回のライブと今回のライブに合わせてリリースされたファーストアルバム「ずずズ。」の楽曲を聴いて良く理解出来た様な気がした。

例えば「おかえり」は、"おかえり"と"おやすみ"と"おはよう"という挨拶の言葉を繰り返すというシンプルな曲だけど、こういう挨拶を交わせる家族がいる事の幸福を表現した歌だと思う。そして、家に帰って眠って起きるまでの歌であり、大部分は眠っている訳である。家とは眠る為に帰る場所であり、家族とは一緒に眠る間柄の人を指すという事だろう。

親にとっては安らかに眠る子供の寝顔ほど幸福感を感じるものはないだろうし、子供にとっては信頼し切っている親に見守られながら眠りに落ちて行く時ほど、心安らかで満ち足りている瞬間もないだろう。

今のしょーしょーさんにとって、音楽の主要テーマは家族、特に子供への愛情であり、しょーしょーさんにとって、それは「眠り」と強く結びついているのだと思う。

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僕はかつてジョン・レノンのCD-BOXに収録された宅録版の「Beautiful Boy」を聴いて、そこに音楽の原点、芸術の原点を感じた事がある。それは我が子の為に作られた子守唄である。勿論特に子守唄に限る訳ではないが、芸術というものは、その人の人生や生活に密接なものであるべきではないかと思う。

かつてストロオズを評する言葉として良く耳にしたのが「和製レノン・マッカートニー」という言葉だが、そのストロオズが解散してしょーしょーさんが新しく結成したユニットのもめん。の楽曲に、やはりジョン・レノンがビートルズ解散後にオノ・ヨーコとのユニットで発表した楽曲に通じるものを感じたのは興味深いシンクロニシティだと思う。

そんなもめん。のねむい系楽曲の中で、今回最も強く印象に残った曲が「ねむいうた」というそのものズバリのタイトルの曲だ。この曲は多分、子供と話したい事があって帰ってきたのだが、子供はもう待ちくたびれて眠ってしまい、その寝顔を見ながら「明日の朝話そうね」と語りかけているという内容の曲だと思う。

この曲には幸福感と同時に凄く切なさを感じる。その切なさは、子供と話すのを楽しみに帰ってきたのに子供がもう眠ってしまって話せなかったという寂しさであるだろうけど、おそらくはその日一日の事だけではなく、出来れば24時間常に一緒に子供と過ごしたいのに、それが出来ない事への切ない気持ちが現れているのではないかと思う。

僕はこの曲のこの切なさが胸に迫って来て忘れられないのだが、僕自身は結婚もしていないし当然子供もいないので、実際にはこの曲に共感する事は出来ない筈だ。だから僕がこの曲の切なさに惹き付けられるのは想像力と、親からの視点ではなく子供だった頃の記憶による視点から来ているのだろうと思う。僕が子供だったのは遠い過去の事であり、その頃の記憶を辿るのは強い郷愁を伴う。それが僕がこの曲を聴く時に感じる切なさに繋がっているだろう。

この様に本当に優れた曲というのは、共感を越えて感動を与えるものなのだと思う。

また、僕のその感情を更に高める役割を果たしているのが、Liveバージョンのみに加えられている、わんわんさんのシンセパートである。楽曲の内容が非常にシンプルでピュアなものであるだけに、CDバージョンののアコースティックギターとトイピアノだけのシンプルなアレンジも、この楽曲の良さを際立たせているとも感じられ、あるいはその方がベストなのかもしれないという思いもあるが、一度聴いてしまうと、もうわんわんさんのシンセパートを忘れる事が出来ない。

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それだけ、わんわんさんのシンセパートは、僕がこの楽曲を聴いた時の郷愁を伴う切ない感情と強くシンクロしている様に感じられる。僕はわんわんさんのパーソナリティを知らないので、わんわんさんが未婚か既婚かも知らないのだが、もしわんわんさんが僕と全く同じ立場ではないとしても、同じ男性であるので、母親の気持ちを歌ったこの歌に完全に共感は出来ないだろうし、わんわんさんがこの曲に抱いた思いは、この曲の作者であるしょーしょーさんより、僕の方に近いのではないかと思う。

それが、僕がわんわんさんのシンセパートの加わったLiveバージョンにより強く惹き付けられてしまう理由ではないかと思うし、そのシンセアレンジは本当に素晴らしく、改めて、もめん。というユニットは素晴らしいという思いを強くした。

一方の加藤りまさんの曲で最も印象に残った曲と言えば「Violence Teacher」だ。英語詞をちゃんと理解してはいないが、タイトル通り暴力教師の事を歌った歌だと思うが、勿論、暴力的な曲という訳ではない。

むしろ穏やかで優しい曲調であり、特徴的なハミングの部分が強く印象に残って忘れられない。

加藤りまさんとしょーしょーさんは、かなりタイプの異なるアーティストだが、ストロオズ時代に共通すると感じていた事に、アンニュイな雰囲気とシニカルな視点を感じさせるという点がある。

アンニュイな雰囲気と言うのは今でも共通しているが、シニカルな視点という事に関しては、最近のしょーしょーさんの楽曲からは、あまり強くは感じられない。(多分根底には今も持ち続けているのではないかと思うが・・)

その二つの特徴を今も変わらず維持しているという点も、僕が加藤りまさんの楽曲にストオロズ時代から不変のスタンスを感じる理由のひとつだと思う。

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この曲は暴力をふるう様な教師を糾弾するというよりは、何故教師という立場を選んだ人間がそのような事をするのか疑問を投げかけると共に、その様な教師が存在する事を嘆き、哀れんでいる様にすら感じられる。

その様な思いが、あのハミングに込められている様に感じられ、あのハミングが心に残り、耳から離れなくなった。

ストロオズが持っていたシニカルさというのは、ストロオズの大きな魅力だったと思う。そこに当時10代らしからぬ老成さを感じたという人もいるかもしれないが、僕としては10代らしい真っ直ぐでピュアな視点で世の中を見ているのだと感じていた。ただ、その表現のし方がある種諦めの様な、達観した様なものだったのが特徴的だったと言えると思う。

そして、加藤りまさんは10代の頃から変わらぬ視点で今も世の中を見ているのだと思う。その象徴がこの曲のハミングだと感じ、最も加藤りまさんらしさが出ている曲だと感じた。

そして、今日のライブではサプライズが用意されていた。加藤りまさんともめん。が加藤りまさんの曲「Apple」で共演したのだ。実は密かに今回のツアーでは1曲くらい共演が聴けるのでは?と期待していたのだが、初日のライブでは共演はなく諦めていたのだが、その分同じステージに並んで立ち一緒に歌うしょーしょーさんと加藤りまさんの姿を見られたのは感慨ひとしおだった。

しょーしょーさんと加藤りまさんの共演を聴くのは10数年降りという事になるが、こうして一緒に並んで歌っている姿を見、演奏を聴くと、あの頃と何も変わっていないと感じた。「Apple」は加藤りまさんのソロアルバムに収録されている曲だが、曲が出来たのはストオロズ時代で解散前のストロオズのライブで披露した事もあるのだそう。おそらく僕もライブで聴いた事がある筈で、そう言われると聴き覚えがある様にも感じられ、この曲を二人で歌っているがとてもしっくりとしていて、あの頃と何も変わらないと感じたのもそのせいかもしれない。

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先ほど、最近のしょーしょーさんの曲からは、ストロオズ時代のシニカルさが余り感じられないと書いたが、それはきっと歌詞にそういうニュアンスが現れていないからであり、しょーしょーさんの持つ批判精神の様なものは今も健在で、きっと言葉にならない思いは曲の根底には込められているのではないかと思う。

ストロオズと加藤りまさんの楽曲のほとんどが、英語詞であるのは、おそらくそういう批判的内容の歌詞を日本語でストレートに表現する事に対するためらいがあるのではないかと思う。最近のしょーしょーさんの歌には日本語の歌詞のものが多いが、やはり日本語歌詞で批判的な内容の歌を歌うのにはためらいがあり、そういう内容の思いは言葉にせず行間に込める様なアプローチをしているのではないかと思う。また、逆に日本語でストレートに表現したい思いの方が勝っているという事もあるのではないかと思う。

おそらく、しょーしょーさんも基本的な部分はストロオズ時代と大きくは変わっていないだと思う。もめん。の事をねむい系という一般的にはネガティブに捉えられかねない言葉を使って表現しているのも、しょーしょーさんらしい、批判精神、反骨精神の様なものの現れではないかと感じる。

多分、音楽性も音楽に対するスタンスやアプローチも異なる二人がストロオズを結成したのも、10数年降りに共演してもそのブランクを感じさせない程自然に見えるのも、その様な世の中に対する視線やスタンスに共通する所があったからではないかと思う。

その二人が、今もお互いにリスペクトし合っているであろう事、そして二人で並んで歌い出せば、今でも紛れもないストロオズそのものの演奏が聴けるという事。それをこの目で耳で、見届ける事が出来て本当に良かったと思う。

そして、かつてストロオズのライブでサポートとしてドラムを担当していた加藤りまさんのお兄さんの代わりに、今回のステージではわんわんさんがピアニカでサポートしていた事も興味深い符号の様に感じた。

個人的にはトラブルやミスもあったけど、色々な意味で初心に還る事が出来たし、沖縄まで来て本当に良かったと感じるライブツアーだった。

ねむいうた/もめん。


もめん。ライブ動画リスト:http://www.youtube.com/playlist?list=PL64AD82F9153C5968

萬人音樂堂公式サイト:http://umanchuongakudo.web.fc2.com/umanchuongendo.html

加藤りま公式blog:http://rimakato.tumblr.com
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by ko1kubota | 2012-12-01 20:56 | Live Photo
2012年 11月 30日

萬人音樂堂Presents レコ発ライブツアー in 沖縄 2012 OKINAWA HARMLESS @ 那覇 さんご座キッチン

元ストロオズのメンバー、しょーしょーさんが主宰する萬人音樂堂の企画でしょーしょーさんの所属するもめん。と、同じくストロオズの元メンバー、加藤りまさんによる沖縄レコ発売ツアーが実施される事になり、僕は一も二もなく沖縄行きを決めた。

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ストロオズは僕がライブ撮影を始めるきっかけになったバンドだ。当時ひょんな事でしょーしょーさんと知り合い、購入したストロオズのカセットテープを聴いて衝撃を受けて、パソコン通信時代からユーザーだったニフティサーブがインターネット接続サービスを開始した事で提供されたHPスペースを利用してSTRROWS Supporter's website をオープンし、そのHPで使う写真を撮る為に、ストロオズのファーストライブを撮影したのが初めてのライブ撮影だった。

それまでは、写真やカメラに関しては特に詳しくもなく、写真の基礎も分かっていなかった僕にとってライブ撮影は非常に難しいもので、必死に独学で写真の勉強をしながら毎回ストロオズのライブに通ったが、結局満足のいく写真は撮れないままストロオズは解散してしまった。

ストロオズのライブ撮影を始めた当初は、ストロオズのライブ撮影を続ける事が出来なくなったら、ライブ撮影自体を辞めるつもりでいたが、何よりも音楽が好きでありながら、自分自身は音痴で手先も不器用であり、趣味のレベルでいいから音楽をやりたいという夢が叶わなかった僕に取って、ライブ撮影はその満たされぬ思いを埋めるものになってしまい、ストロオズ解散後も続ける事になった。

ストロオズ解散後まもなく、デジタル一眼レフの一般ユーザーへの普及が始まり、僕もいち早くデジタル一眼レフへと移行した。ファイルムに比べてセンサーの高感度化が進んだ事で、ライブ撮影は技術的にはさほど難しいジャンルでは無くなった。ただ、技術的側面をクリアした先に写真の良し悪しはあるので、良いライブ写真を撮る事が簡単になったという事ではない。しかし、ライブ撮影をする際に、暗さや高感度ノイズ、手ブレ、被写体ブレといった問題に悩まされる事なく、純粋に撮影に集中出来る様になった事は非常に有難い事だった。

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ストロオズ時代は写真の良し悪しの前に技術的にうまく撮れない、納得出来ない出来の写真が多かった事もあり、デジタル一眼でもう一度撮りたいという思いが拭えなかったが、その思いの半分は2年前ににやはりしょーしょーさんが9年振りに音楽活動を再開した際沖縄まで撮影に行った事で満たされる事になった。

そして、今回はいよいよしょーしょーさんと加藤りまさんが、別々とは言え同じステージに立ってライブツアーをする事になり、その記念すべき瞬間を見届け、撮影する為に再び沖縄に向かう事になった。

2年前のもめん。のファーストライブでは、デジタル一眼レフによるスチール撮影だけでなく、ムービー一眼の異名を持つLUMIX GH1でフルHD動画の撮影と、iPhone単体によるUstream配信も行った。今回は最近の自分の目標としてもう少しビデオ撮影に本腰を入れて取り組んでみようと思っている事と、デジタル一眼の大判センサーで撮影したビデオから静止画を切り出せば、解像度こそ200万画素相当だが充分写真として通用する画質の静止画が得られる事が分かったので、スチール用のカメラは用意せずビデオ撮影に専念し、そのカメラで撮影した映像をそのまま同時にUstream配信したいと考えて、新たに撮影時にHDMIのスルー出力を得られるLUMIX GH2とPCレスの動画配信機材、Cerevo LiveSfell Proを購入して挑む事にした。

しかし、那覇市のさんご座キッチンのオープンカフェで行われた初日のライブでは、ライトアップされた背後の看板が非常に明るいのに対し、演奏者に当たる照明が弱く、どうしても背後の看板にフォーカスが引っ張られるという難しい条件で、AFがなかなか合わず、写真撮影初心者としてストロオズを撮影していた当時を彷彿とさせられる苦労を、今度はビデオ撮影初心者として味わうというほろ苦い経験をする事になった。

本来、被写界深度の狭いデジタル一眼でのビデオ撮影はマニュアルフォーカスが当然と言われる事も多い。2年前の撮影では本当にAFで大丈夫だろうか?という不安を抱え、AFが駄目ならMFに切り替える事も想定して撮影に臨んだのだが、その心配をよそにAFは常に完璧に機能し、その後の2年間もそれほどビデオ撮影の機会は多くなかったが、限られた撮影ではいつもAFで全く問題なかったので、すっかりLUMIXのAF性能を信頼し、安心し切っていたので、最後までMFに切り替えるという決断が出来ずに、AFの効き易い様にアングルやズームで調整しようと悪足掻きをしているうちに、結局うまくいかないまま、もめん。のライブは終了してしまった。

続く加藤りまさんのライブでは、加藤さんのソロの為、メインの被写体が中央にある事もあって条件がよくなりAFでほぼ問題なく撮影出来たのだが、良くも悪くも初心に帰る事が出来たライブになったと言える。

ライブ自体はさんご座キッチンのオープンカフェの雰囲気が凄く良い事もあり、もめん。のライブも加藤りまさんのライブも非常に雰囲気のある良いライブだったと思う。

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特に加藤りまさんのライブでは、前述したのとは別の良い意味で、ストロオズのライブ撮影をしていた頃にタイムスリップした様な感覚に包まれて、感慨深いライブとなった。

僕のiPhoneにはストロオズのCDからリッピングしたデータが入っており、今でも定期的に聴いているので、僕に取ってストロオズの楽曲は今でもオンタイムの楽曲であり、聴いていて一度も懐かしいとは感じた事はない。

でも、それはCD音源の話であって、ストロオズのライブ演奏はもう10数年聴いていない訳である。それが加藤さんの演奏をライブで聴いているうちに、ストロオズのライブ会場でストロオズの演奏を聴いていた当時の空気感の様なものが蘇って来て、当時の感覚が懐かしく思い出されて来たのだ。

これは、もめん。のライブでは感じなかった感覚だ。それも、もめん。はストロオズ時代のナンバー「CHOCOLATE」をセルフ・カヴァーしているのにも関わらずだ。

僕はそれは加藤りまさんの揺るぎなさが原因なのだと感じた。そして、ストロオズというバンドがなんだったのか、そして何故解散してしまったのか理解出来た様な気がした。

加藤りまさんには、きっと目指すべき理想の音楽というのが頑として有り、今も昔もその理想は少しもブレていないのではないかと思う。今も昔のその理想に向かってまるで求道者の様に音楽に取り組んでいるのだと思う。

だから、加藤りまさんの音楽に対するスタンスや、曲作りに対する考え方はストロオズ時代もソロでも変わっていないのだと思う。その揺るぎなさが、僕の感覚をストロオズのライブを聴いていた当時にタイムスリップさせたのではないかと思う。

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一方のしょーしょーさんは、ストロオズ時代の楽曲と現在の楽曲では、核にあるしょーしょーさんらしさ、個性といったものは共通でも、表面的には大きく変わっていると思う。

また、現在でももめん。での活動の他にソロの活動も行っている様に、バンドやユニットでの活動とソロの活動ではスタンスというか取り組み方にも違いがあるのではないかと思う。

多分、しょーしょーさんはストロオズ時代、ストロオズのメンバーである事、加藤りまさんの相方である事を強く意識していたのではないかと思う。僕の勝手な想像だが、しょーしょーさんはストロオズのメンバーである事、加藤りまさんの相方である事を誇りに感じ、それに相応しくある事を自分に課していたのではないかと思う。しょーしょーさんの素晴らしい所は、それを意識したとしても加藤さんの個性には寄って行かなかった事である。

むしろ、加藤りまさんの相方として相応しくある為には、自分の個性を最大限に発揮する事、自分自身が加藤りまさんに負けない存在になる事だと思っていたのではないかと思う。

そして、その事によってストロオズは二つの大きな個性が並び立つ類希なバンドになっていたのではないだろうか。

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加藤りまさんの方も、勿論相方のしょーしょーさんを意識していなかったという事はないだろうし、バンドとして活動するからにはソロとは違う意識を持っていたに違いないとは思う。しかし、それでも自分で曲を作るにあたっては、求道者の様に自分の理想の音楽に向かって進んで行くという事に関してはストロオズ時代もソロである現在も変わっていないのではないかと思う。

また、加藤りまさんを求道者と表現したのと同じ様にしょーしょーさんを表現しようとすれば、おそらく冒険者と表現するのがピッタリなのではないかと思う。

しょーしょーさんの曲というのは、ストオロズ時代も今も曲によって方向性が大きく異なる事も特徴のひとつであり、特にバンドやユニットの場合は、この相手とならこんな事が出来るんじゃないか、あんな事に挑戦したら面白いんじゃないかと、思いついた事にどんどんチャレンジして行く様な所もしょーしょーさんの魅力のひとつだと思う。

求道者と冒険者。その全く個性の違う二人が同じバンドに共存し、お互い一歩も譲らず自分の個性を発揮していたのが、ストロオズの大きな魅力だったと思う。でも、その求道者と冒険者が同じ船に乗って一緒に航海を続けるというのは、やはり無理があったのではないかと思う。いつしか二人の進む道が別れて行ってしまったのは必然だったと言えるのではないかと感じた。

当時も僕はその事は何となく感じていて、ストロオズの解散に際しても残念ではあったけど、来るべき時が来たのだと納得していたのだが、今回改めて実感として感じる事が出来たのだと思う。

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ストロオズ解散後、二人とも同じ様に長いブランクがあり、同じ様に再び音楽活動を再開した。しょーしょーさんの場合、東京から沖縄に行って結婚し、母親になったりと私生活で大きな環境の変化もあったので、ある意味ブランクが生じてしまったのも当然だと思っていたが、僕としてはナチュラルボーン・シンガーソングライターというイメージを持っていた加藤りまさんにも同様に長いブランクがあったというのは、少々意外に感じられた。

しかし、ナチュラルボーン・シンガーソングライターであり、求道者的に音楽に向き合っていた加藤りまさんだからこそ、純粋に理想の音楽を追い求める様な音楽活動を続けて行くのが様々な困難を伴う事になったのではないかとも想像していたのだが、音楽活動再開後、精力的に数多くのライブをこなしている所を見ると、現在は音楽活動を続けていく良い環境を手に入れたのではないかと思う。おそらくは加藤りまさんの音楽活動をサポートしたり、応援したりしてくれる良い関係者や良い仲間に恵まれたのではないだろうか。

同じ事はしょーしょーさんにも言えると思う。特にしょーしょーさんの場合は、もめん。の相方であるわんわんさんとの出会いは大きかったのだろうと思う。わんわんさんは、かつての相方の加藤りまさんとは異なり、しょーしょーさんの才能や個性を後から支えて、引き出したり延ばしたりしてくれるタイプのパートナーであり、現在のしょーしょーさんが延び延びと音楽活動をしていられるのも、わんわんさんのバックアップが大きいのではないかと感じる。

ストロオズ解散後、共に長いブランクがあり、おそらくは様々な苦労や困難も経験して来たであろう二人が、それぞれ沖縄と金沢という異なる土地で、それぞれに良い出会いや良い環境に恵まれ、音楽活動を再開し、こうして一緒にライブツアーを行う事になったと考えると、感慨深いものがあり、その場に立ち会う事が出来た事を本当に嬉しく思った。

イントロダクション〜CHOCOLATE/もめん。


もめん。ライブ動画リスト:http://www.youtube.com/playlist?list=PL64AD82F9153C5968

萬人音樂堂公式サイト:http://umanchuongakudo.web.fc2.com/umanchuongendo.html

加藤りま公式blog:http://rimakato.tumblr.com
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by ko1kubota | 2012-11-30 23:22 | Live Photo
2012年 11月 16日

松尾一志 ワンマンライブ@千葉 瑞庵II

今日はフォークロックシンガーの松尾一志さんのライブ撮影&Ustream配信をさせていただいた。
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思えば諸事情でコンスタントにライブ撮影活動を行う事が出来なくなり、この数年は声をかけてもらった時だけは、なるべくお断りせずに撮影しようと考えてはいたが、自分の方から撮影を申し込むという事はほとんどしていなかった。

それでも、舞踏家の荒木志珠さんがちょうど良いペースで声をかけて下さっていたので、年に1、2度は撮影機会があるという状態が続いていたが、その荒木さんが京都に拠点を移した事で、声をかけて下さる人がいなくなり、気が付けばもう1年半撮影していない。

このままでは2012年は1度もライブ撮影をせずに終わると思ったら、1年に1度位は撮影をしたいという思いが湧いて来た。しかし、どなたに声をかけて撮影させて頂くかとなると難しい選択だった。

撮影したいアーティストというと、過去に撮影させて頂いた方々全てをまた撮影させて頂きたいという気持ちがある。でも、現実的にそれは不可能だし、どなたか一人だけ選んでお願いするというのも気が引けるというか、他の方に申し訳ないという気持もある。
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結果として松尾さんに連絡を取ってみる事にしたのは、松尾さんとはかつて同じ職場で仕事をしていた事もあり、他の撮影させて頂いた事のあるアーティストの方々より近しい存在なので連絡が取り易かったという事もあるが、年齢も近く、また同じ職場で働いていた事もある位なので、社会的に置かれている立場の様なものも近いという事もあり、今撮影させて頂く対象として一番良いのではないかという思いもあったのだと思う。

僕自身、ライブ撮影活動を続けるのが困難な状況にあるのだが、松尾さんもミュージシャンとしての活動を続けるのは決して楽ではない状況だと思う。しかし、困難な状況の中頑張って活動を続けている松尾さんを頼もしく感じるし、同世代として励まされてもいる。

そのリスペクトの気持を持って撮影したいし、その事で僕自身ももっと頑張ろうという気持ちになれるのではないかという思いがあったのだ。
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松尾さんからは快く承諾して頂けて、ライブ撮影とUstream配信させて頂く事が決まった。また、今まで写真とビデオの間で揺れ動いて来たが、当面ビデオに集中しようという考えから、今回はスチール撮影はしない事に決めた。今回掲載している写真は全てビデオデータからの切り出しである。

ちょうど2年前のもめん。のライブ撮影の際に突如思いついて始めたUstream配信だが、その時は急だった事もありiPhone1台での配信だったが、その後もっと高画質な配信を模索していたのだが、同じくもめん。のライブ撮影に合わせて購入したパナソニックのムービー一眼LUMIX GH1に撮影時の映像出力がなかった事で、ビデオ撮影用のカメラとは別にUst配信用のカメラを用意するしかなく、1台のカメラに集中出来ない為、その問題を何とかしたいと考えていたが、撮影自体長い期間行っていなかったので、その問題も棚上げにしたままだった。

今回の配信に向けて。その問題を何とか解決したいと考えていた矢先、パナソニックからGHシリーズの最新モデルのGH3がドイツのフォトキナで発表された。

その内容はプロの映像制作者の要望に応えられるもので、撮影時のHDMIスルー出力を搭載していた為、これこそ理想的なカメラと思い、購入を決意して国内発表を待ったが、結局12月13日と発売日がアナウンスされ、選択肢から外すしかなかった。

結局紆余曲折を経て、撮影時1080iのみHDMI出力されるGH2を購入し、HDMI出力をコンポジットへ変換するコンバータを通してPCレス配信機材のCrevo LiveShellに接続して配信する事にした。
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ただ、ライブ直前になってLiveShellを通した音声のレベルがかなり小さい事が分かり、手持ちのマイクの出力が小さ過ぎるのかもしれないと考え、当日になってから松尾さんにマイクの手配を頼む等バタバタしての会場入りになった。

ライブハウスに行ってみると、LTE回線の圏外で3G回線の電波しか入らない事が分かった。ただし、EMOBILEの3Gは実効速度が速いし、事前のテスト配信ではライブをする様な時間帯はUstreamのゴールデンタイムでもあり、ネットワーク負荷というかサーバ負荷が大きく、LTE回線の速度を充分に生かす配信は行えない事は分かっていたので、アップロードが3G回線になってしまうのはそれほど大きな問題ではない。

問題の音声レベルの問題は、リハの模様をテスト配信し、それをiPhoneで視聴した所、流石にライブハウスでの演奏は音が大きいので、ややレベルは低いが充分なレベルで配信される事が分かって一安心した。

だが、テスト配信では問題なく配信出来ていたのが、本番が始まって直ぐ、iPhoneで配信を視聴出来なくなり、LiveShellはiPhoneに対応したコーデックではアップロードされていないので、UstreamのサーバでiPhoneで視聴出来る形式にリアルタイムで変換している為、変換の問題なのかオリジナルの配信自体出来ていないのか判別出来なかったので、ノートPCで確認しようとしたのだが、今度はノートPCがモバイルルータには接続出来るものの、インターネットに繋がらないというトラブルが発生した。

結局実際の配信状況が確認出来ないまま、あたふたしている間に第一部は終わってしまい、休憩を挟んで第二部が始まったが、第二部に入ってからはどうやら安定して配信出来る様になった様で、やっと撮影に集中出来る様になった。

後でアーカイブ(録画)を確認した所、何回か中断したりコマ落ちが発生したりしていたものの、思ったよりは録画されていた。しかし、それが配信も同じ状態だったのか、アップロードと録画までは出来ていても配信(ダウンロード)には支障があったのかは今となっては確認出来ない。
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また、音声に関してはレベルは何とか充分だったものの、音質が薄くてスカスカな感じで、ライブの臨場感を充分に伝えているとは言い難いものだった。使用したマイクはこれまでカメラでの収録ではそれほど問題は感じた事がなかったので、LiveShellの音声周りが貧弱なのだと思うのだが、マイクが良くなればその分はマシになるだろうと考えて、新しいマイクを買う事にした。

配信に関しては、その様なトラブルもあったが、ライブは素晴らしいものだった。

松尾さんはベテランらしい円熟した演奏とMCでライブを盛り上げて行く。非常にリラックスした雰囲気で和やかで楽しい時間を過ごす事が出来た。

中でも嬉しかったのは現在4thアルバムを製作中という事で、新曲を沢山聴く事が出来た事だ。音楽活動を続けて行く上で、色々と状況的には厳しいものがあると思うのだが、音楽への情熱は覚めやらず、益々円熟した良い楽曲を作っている事に非常に感銘を受けた。

特に『おめめこらせば』は、素晴らしい曲だと思った。松尾さんには『人生は四十歳から』という曲があるが、新曲では『人生は四十歳からなんて、誰かが歌ってたけど・・』という歌い出しで始まり、10年前の自分をまるで他人の様に扱っているが、実際にその10年間の松尾さんの成長、成熟を感じさせられる曲だったと思う。『おめめこらせば』に比べれば、『人生は四十歳から』は良くも悪くも10歳分の若さ、青臭さが感じられる。
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『人生は四十歳から』は四十歳以上の年齢層に向けたストレートな応援歌だったけど、『おめめこらせば』は50歳を前にして、気持に身体が着いて行かなくなった自分自身を自虐的に歌った歌で、ペーソスやユーモアを感じさせる曲であり、同性代以上のリスナーであれば、「あるある。」と自分になぞらえて、思わず泣き笑いしてしまいそうな曲だが、ひとしきり笑った後に、「よし、明日からまた頑張ろう。」と思わされる様な、実質的な応援歌になっていると思う。

その様な懐の深い、奥行きのある曲を書いた松尾さんの成長と成熟を強く感じ、非常に嬉しく感じたのだが、それは言い換えれば、この10年間の松尾さんの音楽活動というものが決して順風満帆なものではなく、困難の多いものだったのではないかとも感じさせられた。

しかし、その試練を乗り越え、その経験が松尾さんの曲を頼もしく、力強いものにしたのではないかと思う。
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やはり松尾さんのライブを撮影させて頂く事にして良かったと思った。そして、頑張っている松尾さんの姿に励まされ、僕自身ももっと頑張らなければという気持にさせられたし、おぼろげながら今後やっていきたい事も見えて来た。

今回のライブは僕にとっても転機となるライブになったかもしれない。いずれにしても、1年半以上停滞してたライブ撮影活動の新しい一歩を踏み出した事は確かだし、やはりライブは良い、ライブ撮影は楽しいという事を再確認したライブだった。
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Matsuo Kazushi Websitehttp://www33.ocn.ne.jp/~rocking_pine99/
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by ko1kubota | 2012-11-16 23:36 | Live Photo
2011年 04月 17日

第1回震災被害者・被災地支援チャリティーコンサート"被災地に元気を届けよう!!"

今日は星 直樹さんと社団法人全日本ピアノ指導者協会が主催する「第1回震災被害者・被災地支援チャリティーコンサート"被災地に元気を届けよう!!"」が開催された。
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星 直樹さんは、三日月バビロンと作曲家、松岡 政長さんを引き合わせてくれた人でもある。松岡さんはその後、三日月バビロンの公演の音楽を手がけただけでなく、三日月の公演を通した出会いから、HINAKO-ARTの活動も開始したし、function code();に参加する事ににもなった。星さんがいなければ、それら全てはなかっただろうし、僕自身今では大ファンである松岡さんを知る事も出来なかっただろうから、とても恩を感じている人だ。

その星さんから、数年降りに突然連絡があり、チャリティーコンサートのお手伝いをして欲しいと頼まれた。その時のメールの文面では、既に一週間以内に接近した第1回より、第2回のスタッフを捜しているという意味に取れたので、ちょうど前日に鐘岡さんの講演の撮影を終えたばかりで疲労で体調が良くなかった事もあり、その週末に迫っている第1回ではなく、第2回の撮影をお手伝いするとお返事したのだが、それに対し第1回のカメラマンも見つかっていないので、出来れば誰か紹介して欲しいと返事が来た。

もう数日後に迫ったコンサートの撮影を無理に頼める様な知り合いもいないし、恩ある星さんが困っているならと第1回からお手伝いさせて頂く事に決めた。
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そして、当初はスチールの撮影に加えビデオカメラを貸して欲しいという事だったが、直前になってどうせ撮影するならUST配信もさせて貰いたいと思った。もう直前で充分に告知する時間もないし、あまり多くの人に観てもらう事は出来ないかも知れないと思ったが、もし一人でも観て貰える可能性があるなら配信したいと思ったし、第2回に向けての布石にもなると思ったからだ。

そこで当日は、据え置きながらビデオ撮影とiPhoneを使ったUST配信をしながらスチール撮影もするという事になった。ビデオに関してはメインのフルHD動画を撮影するGH1に加え、万が一GH1にトラブルが発生した場合に備えて、SDビデオをサブのGZ-MC500で撮影するという体制をとったが、どちらも撮影しながら撮影映像をビデオ出力する事が出来ず、2台もビデオカメラを回しながら、UST配信はそれとは別にiPhoneの内蔵カメラを使わざるを得ない状況となった。

もっとも、iPhoneの内蔵カメラの画質は悪くはない。問題は内蔵マイクの音質だ。今回もマイクの容量不足でレベルオーバーになったのが原因と思われるノイズが乗ってしまった。

ビデオカメラなら撮影映像をビデオ出力出来て当たり前だと思っていたのだが、最近のビデオカメラは意外とその機能がないカメラが多い様だ。ここの所、懸案となっているビデオ出力問題だが、何とか第2回のチャリティコンサートまでには解決したいと思う。
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チャリティコンサートは、ほとんど星さん個人の尽力で実現したものであり、準備期間も少なかった為苦労も多かったようだが、とにかく無事開催され、出演者も若くてこれからの音楽家の方達が中心という事だったが、充実した内容の良いコンサートだったと思う。

特に盛岡在住で被災地の避難所を回って活動されているという熊谷 絵美さんから、被災地の状況を語っていただいたり、最後には観客の方も参加されて被災地への思いを込めて全員で合唱するなど、単に募金集めだけに留まらない内容でありとても有意義なコンサートだったのではないかと思う。

僕にとってもただ撮影しただけだが、それでも思いがけずチャリティイベントに関わる事に出来、貴重な体験になったと思う。
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5月13日には四ッ谷聖イグナチオ教会ヨセフ・ホール にて、第2回のチャリティコンサートが開催される。第1回で発生した音声トラブルも解消し、より音質の良いUST配信をするべく準備を進めて行きたいと思う。

第2回開催情報

第2回USTREAM配信ページ
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by ko1kubota | 2011-04-17 22:31 | Live Photo
2011年 04月 10日

心音@いするば

今日はnakedvoiceの富士栄 秀也さん、10string guitar/tenor-recorderの高原朝彦さん、dancer/choreographerの鐘岡美心さんによる即興講演「心音」を撮影させて頂いた。
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会場はいずるばという、一見普通の住宅の様な建物で大きな窓もある。

即興公演の前にはNUU(出演/香央里 振付・演出/鐘岡美心)による『静かな漠音』も上演された。当初は振付・出演/香央里 鐘岡美心という作品になる予定だったが、震災の影響による稽古不足などで変更となった。

今回は『静かな漠音』はスチールとビデオ撮影、UST配信を行い、即興公演の方はビデオ撮影とUST配信のみとなった。

『静かな漠音』は2月のヨコハマダンスコレクションで上演された『静かな漠音』のための考察(試作品)の発展的な作品と言って良いと思うが、5人出演者がいた『静かな漠音』のための考察(試作品)と一人だけの出演である今回の『静かな漠音』は大きく印象が違い共通点を見い出すのは難しい。
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ひとつ共通点をみつけるとすれば、それは静と動であり、それはこれまでの鐘岡美心さんの作品の多くに共通する点でもある。

ただ、今回の作品は当初考えていた作品とは大きく内容が異なるものになっている筈で、現段階で評価されるのは鐘岡さんも香央里さんも不本意だろうと思う。しかし、鐘岡さんの個性と香央里さんの個性が違和感なく融合している作品にはなっていると思う。

それだけに本来二人が目指していた作品がどんなものだったか観てみたいと思ったが、それを観る機会はまたいずれあると思うので、それを楽しみにしていたい。
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即興公演は、先ずは高原さん、富士栄さん、鐘岡さんによりトリオから始まった。僕は鐘岡さんの即興公演はlente.以外は余り観ていない。そのlente.に関しては鐘岡さんの振付作品と大きく印象は変わらないと思っていて、それは鐘岡さんと柳本和宏さんがlente.としてどの様な作品を作り上げて行くか、相談しながら練り上げて行くというスタイルを取っているからで、全くのぶっつけ本番的な即興公演とはやや性格が異なるからではないかと勝手に解釈している。

そういう意味では、今回の即興公演はより本来の即興に近いものではないかと思い、鐘岡さんがどういう踊りを見せてくれるか楽しみだった。
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結果としては、振付作品ともlente.ととも違う鐘岡さんを観る事が出来たと思う。でも、それは鐘岡さんらしくないという意味ではなく、やはり鐘岡さんの個性を感じさせるものであり、鐘岡さんがまだ僕の知らない引き出しを沢山持っていたのを感じさせられるものだった。

また、公演中ダンスの鐘岡さんとヴォイスの富士栄さんの役割が逆転するシーンもあり、単純にダンサーとミュージシャンの共演による即興公演という以上のものを感じさせられるものでもあった。
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トリオに続いて、鐘岡さんと富士栄さんによるデュオが上演された。当初僕はトリオの出演陣からひとり減ったデュオの上演の意味を量りかねていたが、始まって直ぐに富士栄さんがカーテンを開けて、いずるばの特徴的である大きな窓から、普通の民家の庭を思わせる情景が飛び込んで来て、富士栄さんが、まるで日常の中で気分が良くなって自然と鼻歌が出て来た様なさりげなさで歌い始めた時に、トリオとは全く異なった印象の内容になっている事に感心させられた。
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最初は外光だけで照明は全くない状態で始まり、徐々に照明が加わって行き、外の景色が段々暗くなって行くに連れ、照明も強くなって行くという、外光と照明のコントラストが奇麗で印象的な上演だった。

いずるばという特殊な場所だからこそ実現出来た演出であり、公演というのは出演者だけでなく照明や音響等スタッフの力も欠かせないものだという事を再認識させられるものだった。

出演者からすれば、トリオで40分上演した後、またデュオで40分上演するというのは、どうやって違いを出すかという点で難しいと思うのだが、演奏も踊りもトリオとはまた違った切り口を沢山見せてくれて、40分+40分という長丁場の公演だったが、飽きる事なく楽しめるものだったと思う。
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公演後は打ち上げにご一緒させて頂いたのだが、出演者の方々からは反省や指摘の言葉が多数聞かれたのが興味深かった。観ている側からすれば、充分良い公演だったと思うのだが、出演者の方々からすれば、もっと良く出来た筈だという向上心があるのだと思う。

そして、その会話が決してネガティブなものではなく、非常に楽しそうなのである。次の機会があればもっと良くしたい、もっと向上したいというポジティブな思いがそうさせているだと思う。

そういうポジティブな思いで活動している方々だからこそ、良い公演を観せて貰えるのだという事を改めて再認識すると共に、そういう空間に同席出来た事が楽しく嬉しかった。



※ワイドサイズの為blogの横幅からはみ出しています。動画をダブルクリックしてフルスクリーンで鑑賞するか、タイトルをクリックしてYouTubeに移動してご覧下さい。
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by ko1kubota | 2011-04-10 22:28 | Live Photo
2011年 02月 19日

テルミンとボサノヴァの夜@北千住CUB

今日はテルミン奏者のトリ音さんと、ボサノヴァギタリストのおのぐちつよしさんのライブ、「テルミンとボサノヴァの夜」を撮影させて頂いた。
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先日のここやさプロジェクトのライブを撮影させて頂いた時に、USTREAM配信もさせて欲しいと申し込んだのだが、その時にトリ音さんから「テルミンとボサノヴァの夜」もUSTREAM配信して欲しいと依頼されたのだ。

この様に一度ライブ撮影活動を再開すると、それがきっかけでまた次の撮影が決まったりする。それ自体は嬉しい事なのだが、今の自分としてはそれでオーバーペースに繋がる可能性もあるので痛し痒しという側面もないでもない。でも、今回はUSTREAM配信がメインという事で、気楽に撮影に臨む事にした。

スチールの撮影はここやさプロジェクト同様リハのみという事で、少し早めに北千住CUBに着き、リハを軽く撮影させて頂いてから、USTREAM配信のセッティングを始めた。
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ところが、地下1階の店舗はUQ WIMAXは圏外になってしまう。ソフトバンクの電波は入るのだが、iPhone単体でソフトバンク回線を利用して配信した場合は、無線LANでUQ WiMAX回線を利用した場合に比べて、かなり動画のビットレートの設定が下がってしまい、画質音質共に悪くなってしまう。

お店はB1とは言え、階段は建物外にあり、屋外からお店の入り口までは何も障害物はない。そして、ドアから入った直ぐのカウンター席から撮影する事になったのだが、ドアから1番近いその席までUQ WiMAXの電波は届かない。ならば、ドアの外にUQ WiMAXのモバイルルーターを置いたらどうかと考えたのだが、ドアの外にも電波は届かない。階段を上がってほぼ地上近くまで行ってやっと電波が入る様になった。

屋外にある階段を少し下がっただけで電波が届かなくなるUQ WiMAXの電波の伝達性の悪さに少し唖然としつつ、階段の上の物陰にモバイルルーターを置いて、店内まで無線LANの電波が届くかも試したのだが、それも届かなかった。

結局、ソフトバンク回線でUSTREAM配信を行う事になったのだが、画質音質が悪くなってしまうのは残念だった。確かにソフトバンク回線よりUQ WiMAX回線の方が回線速度は速いのだが、実効速度にそれほど大きな差はない。実効速度の差に比べて、画質の低下は大き過ぎる感じがあるので、USTREAM配信アプリの設定をもう少し改善して欲しいと思う。
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そして、USTREAM配信のセッティングを終えて、ビデオ撮影のセッティングに取りかかった所、大変な大ポカに愕然としてしまった。ビデオ撮影用のLUMIX GH1のバッテリーを充電したまま、カメラに戻し忘れていたのだ。USTREAM配信の事ばかり考えていて、iPhone用モバイルルーター用の外部バッテリの充電や接続ケーブル等何度も忘れない様にチェックしたのだが、GH1のバッテリーの事をすっかり忘れていた。

そこで、スチール用のEOS 7DでもフルHD動画の撮影は可能なので、7Dでビデオ撮影をする事にしたのだが、ビデオ撮影を考慮していない7Dには16GBのカード1枚しか持って来ていない。7Dの動画は圧縮率が低く、16GBフルに使っても2時間弱しか録画出来ないのだが、スチールの撮影データもあるので1時間強しか撮れないだろう。

でも、GH1用の32GBのSDメモリカードは7Dには使えないし、撮れるだけ撮るしかないと撮影を始めたのだが、本来29分は連続撮影出来る筈の7Dだが、何故かその前に録画が中断してしまう症状が出てしまった。

どうも、メモリーカードへの記録が追いつかなくなって止まってしまう様なのだが、続く時は20分近く撮影出来る場合もあれば、早い時には数十秒で止まってしまう場合もあり、動作が安定しない。おそらくファイルの断片化の影響の様だ。おそらく何も記録されていないまっさらのカードだったら規格通りの連続撮影が可能だったのだろうが、スチール撮影に使用したカードだった為にファイルの断片化が起こり、それが動画撮影に影響してしまった様だ。
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という訳で、撮影の方は色々と思う様に行かない残念な結果になってしまったが、ライブの方は素晴らしかった。

テルミンとボサノヴァという組み合わせは意外な感じがするけど、非常に良くマッチして独特な雰囲気を醸し出していた。

特に印象に残ったのは「蘇州夜曲」だ。中国風の楽曲とテルミンがこんなにもマッチするとは意外だったが、そう言えばテルミンの音色はどことなく、中国の楽器二胡の音色に似ているのだと気付いた。もっとトリ音さんの演奏で中国の楽曲を聴いてみたいと思った。二胡で演奏する様な中国の伝統音楽をテルミンで演奏したら面白いかも知れない。いつか是非聴いてみたいと思う。

また、今回のライブでは、大ヒットゲーム「みんな大好き塊魂」の楽曲「天使の雨」も聴く事が出来た。オリジナルは元フェアチィルドのYOUが歌っているのだが、「塊魂モバイル」のiPhone版のアップデートの新ステージ用BGMとしてトリ音さんのテルミンバージョンの「天使の雨」が収録されているという事で聴いてみたいと思っていたので、聴く事が出来て嬉しかった。思わずゲームも欲しくなってしまったが、ミュージックテストモードはあるだろうか?
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今回はテルミンとボサノヴァという意外な組み合わせで、いつもとは違うテルミンの新しい魅力を味わう事が出来たライブだった。

昨年末のもめん。のライブから、ライブ撮影活動ちょっと拡大モードが続いていて、改めてライブは良いなあと感じる一方で、やはり今の自分に取ってはオーバーペースである事を痛感した事も事実だった。

今回でライブ撮影活動ちょっと拡大モードは一区切り付けて、元のペースに戻し、しばらくは少し体を休めたいと思う。ただ、細々ではあっても無理をしないペースで今後もライブ撮影は続けて行きたいと思う。
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by ko1kubota | 2011-02-19 22:52 | Live Photo
2011年 02月 05日

『静かな漠音』のための考察(試作品)@YOKOHAMA DANCE COLLECTION EX2011

今日はYOKOHAMA DANCE COLLECTION EX2011コンテンポラリーダンスショーケース鐘岡美心さんの振付け作品「『静かな漠音』のための考察(試作品)」を撮影させて頂いた。
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コンテンポラリーダンスショーケースの前には「くじ引きダンス」というインプロセッションもあり、鐘岡美心さんはそちらにも出演されるという事で、そちらも撮影させてもらうつもりで会場に向かった。しかし、今回は撮影だけでなくUSTREAM配信も予定していたのだが、会場に入るとソフトバンク回線もUQ WIMAX回線もほぼ繋がらない状態だった。

だが、電波がかなり弱く不安定ながらも公衆無線サービスの電波がキャッチ出来たので、他に選択肢がないと思い大急ぎでワンディプランへの入会登録をする。入会手続きにやや時間がかかり焦ったが「くじ引きダンス」開演前に上演スペースに入る事が出来た。
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しかし、機材をセッティングして電波状態を確認すると、ほぼ電波がない状態。展示スペースでも電波は不安定だったので、電波状態が回復する事を期待して待ってみたが、一向に回復しないため、おそらく上演スペース内は上演に使用するワイアレス機器等への影響を考えて電波をシールドしているのではないかと判断し、USTREAM配信不能な事をネットに書き込む為に一度上演スペースを出て展示スペースでネットへの書き込みを済ませて上演スペースに戻ると、鐘岡美心さんの出番が始まってしまっていた。

カメラを最前列の席に置いて来たので、なす術も無く立ち見で鐘岡さんの出番を観終えて席に戻った。最後に全員出演のセッションが行われたが、鐘岡さんの出番は少なく、あまり写真も撮れなかった。残念だが、仕方ない。
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「『静かな漠音』のための考察(試作品)」は鐘岡さんの振付け作品だが、鐘岡さん自身は出演しない。僕が鐘岡さんの作品を撮影するようになって、鐘岡さん自身が出演されない作品を撮るのは今回が初めてだ。

出演は鐘岡さんが主宰する、屋外即興稽古の参加メンバーで結成されたNUUというパーフォマンスユニットだという事だ。

作品の内容は今まで僕が観て来た鐘岡さんの作品とは大分違うものであると感じた。勿論、鐘岡さんらしい所は随所にあるのだが、僕がそう感じたのはやはり鐘岡さん自身が出演されていない事が大きかったのかも知れない。
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5人のダンサーが出演する作品であり、その点に重点を置いて振付けされていると感じた。女性5人それぞれ個性も違うし、考え方や好みやダンスの技量も違うであろう5人がひとつの作品を踊るという事に意味があるのだろう。

てんでばらばらに踊るシーンもあれば、群舞の様に一緒に踊るシーンもある。群舞のシーンも奇麗に揃って踊るという訳ではないし、衣装もバラバラだ。それはまるで、人はそれぞれ自分の個性を大事にして生きていくものだというメッセージの様でもある。

女3人寄ればかしましいという言葉もあるが、5人の個性の違う女性達のよる踊りは華やかで楽しいものだった。5人の出演者がそれぞれ楽しんで踊っているという印象だった。

公演後、鐘岡さんと話をしたのだが、鐘岡さんは以前にもこういう内容の振付け作品はよく作ったという事で、特に新しい作品を作ったという意識はなさそうだった。

でも、僕にはNUUという新しいプロジェクトを始めて、最初の公演であった事もあり、鐘岡さんの新しいチャレンジの始まりという事を強く感じられた作品だったと思う。

これから、鐘岡さんとNUUがどの様な方向に進んでいくのか、楽しみにして行きたいと思う。
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鐘岡美心公式bloghttp://blog.goo.ne.jp/shizuaraki/
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by ko1kubota | 2011-02-05 22:48 | Live Photo