2014年 03月 22日
松尾一志さんの「おめめこらせば 〜人生は50歳から〜」のPVのメイキング映像としてマルチカメラ収録確認バージョンが公開された。
最初にPVを撮ろうと思った時に、ライブパートとロケパートから構成しようと思い、実際のライブでライブパートを撮影させて頂く事になった。
メジャーアーティスストのPVならPV撮影の為にライブハウスを貸し切り、エキストラの観客を入れてPV撮影に専念出来るだろうけど、予算もなくそんな事は不可能なので、実際のライブでの1回だけの演奏をぶっつけ本番で撮るしかなく、何度も撮り直しをする訳にはいかない。(実際にはライブ終了後に、松尾さんの背後から観客を撮ったカットや観客席か後方からのカットを撮影する為に演奏して貰ったけど‥)
1回だけの撮影でカメラが1台だけだったらアングルが1つに限られてしまうので、複数のアングルを撮影する為にはマルチカメラ収録するしか方法がなかった。当初はビデオ撮影の為に最初に購入したLUMIX GH1に加え、Ustream配信の為に撮影時にHDMI出力が可能なLIMIX GH2を買い足していたので、その2台とCanon EOS 7DとCanon PowerShot SX1 ISの4台で撮影しようと考えた。
しかし、7DとSX1は動画撮影の連続撮影可能時間が29分しかない。PVの為だけの撮影なら充分だが、どうせライブを撮影するなら全編撮影したいと思ったし、ライブの途中で録画停止したカメラを再スタートさせる事を考えると、それが必要なカメラが2台もあると、ライブ中に移動する頻度が多くなり観客の迷惑になると考え、せめて1台はバッテリーとメモリーカード容量がある限り無制限に録画出来るLUMIXシリーズのカメラを買い足そうと考え、一眼レフやミラーレス一眼では撮れないものが撮れるので気に入っていた高倍率ズーム機のSX1が少々古くなって来ているので、それをリプレイスしようと思い、やはり高倍率ズーム機のLUMIX FZ150の中古をヤフオクで落札した。
残る1台は7Dを使用し、出来るだけ自分の近くに置いて、録画が停止したら再スタートさせようと考え、カタログでは最大連続撮影時間が29分になっていたが、実際にはどの位連続撮影出来るのか検証したら、5分前後しか連続撮影出来ない事が判明して、大慌てでヤフオクでもう1台入手する事にして、少しでも安く落札する為にLUMIXのGHシリーズ以外のミラーレスモデルで最も早くフルHD動画が撮影出来る様になったモデルが何か調べ、GF2だと分かったので、ギリギリになってGF2を落札し、無制限で動画撮影可能なカメラが4台揃って撮影に臨む事になった。
センサーサイズが小さいFZ150では画質の粗が目立ち難い引きの絵を撮ろうと、観客席の後方正面に設置し、GH1にはマウントアダプターを介し、Nikon AiAFNikkor50mmf/1.4D AF501.4Dを付け、ステージの向かって右に、GF2にやはりマウントアダプターを使用してCanon EF50mm F1.4 USMを付けてステージの向かって左に設置し、GH2にはLUMIX G VARIO HD 14-140mm/4.0-5.8 ASPH./MEGA O.I.S.を付けて、最前席の自分の席からズーム操作等をしながら撮影した。
そして、撮影後PVの編集に入る前に最初にしたのが、画面を4分割にして4台のカメラの映像を一度にチェック出来るマルチカメラ収録確認バージョンというこの動画を編集する事だった。